リュベロンの村の一つ、Buoux(ビュうックス)。
村から少し離れたところにある要塞跡を訪れました。
パーキング近くの門。ここからは徒歩ですすみます。
てくてくと道を進んでいくと、目の前に大きな崖が。
週末の雨の影響か、崖近くは上から落ちてくる水が雨のようになって降ってきていました。
崖の下の洞穴のようなスペースを通って行きます。
要塞跡入り口のところには小さなお家があり、そこにいるお婆さんからチケットを買って、地図をもらいます。
お婆さんによると、所要時間は1時間半ほどで、帰り道はもと来た道を戻るか、物凄く急な階段を下りてくるかどちらかだということ。
急な階段は、お年寄りや子供、妊娠している女性や高所恐怖症の方は止めたほうがいいそうです。
入り口には注意書きもありました。
『要塞を訪れることは危険です。子供たちが崖の近くに寄って行かないよう、注意してください。』
建造物の遺跡が見えてきました。
教会跡
住居跡。どのような生活だったのでしょう。
シリアルを保存していた穴(倉庫?)
要塞跡の最終地点から足元を見下ろした図。
ここまで来て、無駄にテンションが高くなり、帰り道は、急な階段をチョイスしました。
急な階段へと続く道は、少し来た道を戻り、下の写真の右側の小さなアーチをくぐります。
獣道のような道なき道を登ったり降りたりし、黙々と進みます。
迷わないように、かなり短い間隔で石に矢印が書かれていました。
「随分進んだけど、急な階段はまだかな。ほんとにこの道で合っているのかな。。」と心配になった頃、突然階段が目の前に。
!
ここから先、私は階段を降りることに専念したので、夫がスマートフォンで撮った写真を。
写真からは伝わりにくいかもしれませんが、階段はかなり磨り減っていて滑るし、左側からはそびえる崖に圧迫され、右側も崖という、視覚的にも緊張感MAXにならざるを得ない状況で、既に降りた階段につかまりながら、腰を抜かした状態でツルツルと降りました。
崖のような階段を下り、林の中を下って行くと、入り口のお婆さんのお家に着きました。
「ものすごく急な階段」を降りたからといって、近道になるというわけではありませんでした・・。
Buouxの要塞跡を訪れる方には、もと来た道を戻ることをお勧めします。